過去ログ - ヴィーネ「愛妻家の朝食」
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92: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 16:51:27.57 ID:LzjXz4kL0



わざわざお互いに傷をつけては舐めあうような、こんな関係は何の解決にもならないことはわかっている。

引いていく波打ち際のぎりぎりまで近づいて、つま先を濡らしては慌てて引き返すような。

あるいは、時計の針がメトロノームのように振れるような。

来もしない夜明けを、ただ二人で身を寄せ合って待つ、こんな関係は長続きするはずがない。

だが、それの何がいけないのだろうか。

私たちには、そもそも私たち自身ではどうしようもない別れというのが確定している。

だからそれまでは、たとえ仮初めであったとしても、どうかゆるしてはもらえないだろうか。

だから、もう少しだけ……。





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