過去ログ - 桜の木の下には幸子が埋まっている
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19: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/04/11(火) 23:30:11.41 ID:bw4yw+6v0
「そ、それで……いたの……?同年代の女の子……?」
「……小梅さんが一人目です」
「……ふふっ」
目をそらして言う幸子が可愛くて、小梅は自然と笑ってしまう。
「な、なんですかその反応は!おかげで他の誰でもなく、小梅さんがカワイイボクの死体を掘り出せるんですよ!嬉しくないんですか!」
嬉しいかはともかく、滅茶苦茶なことを言われているにしては嫌な気はしなかった。
ああ、この子なら。
小梅は少し照れながらも、正直に気持ちを伝えることにした。
「さ、幸子ちゃん……。もし私が幸子ちゃんの体を見つけたら……私と友達になってくれる……?」
「え……。ボ、ボクと友達に、ですか……」
「うん……駄目、かな……?」
この子と友達になったらきっと楽しい。
小梅の確信からくる願いを、幸子は少し考える様子を見せた後に。
「ふ、フフーン。もちろんいいですとも!ボクの体を見つけてくれたなら、友達になってあげてもいいですよ!」
やはりドヤ顔で快諾したのだった。
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