過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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14: ◆Nzgut8IIl2[saga]
2017/04/11(火) 23:13:13.98 ID:fR1Tt0yz0

地面に倒れ伏すヒコザル。受けたダメージのせいで、上手く立ち上がれないようだ。
その様子を見て、海未が告げる。


海未「どうやら、これまでのようですね」

穂乃果「まだだよ! 頑張ってヒコザル! 決めたでしょ? 私たちは絶対にポケモンチャンピオンになるって!」

ヒコザル「ヒ、ヒコ……!」



穂乃果「ヒコザル、ファイトだよっ!」



その声援に、消えかかっていたヒコザルの闘志が再燃する。


ヒコザル「……ヒィイイコオオオオオ!」


瞬間。ヒコザルの尻尾が、さっきまでの『ひのこ』など比べ物にならないほどの大きな炎へと燃え上がった。


ことり「あ、あれは⁉」

絵里「ヒコザルの特性―――もうかよ!」


もうか。ヒコザルの体力が限界に限りなく近づいた時に発動する、最後の灯火。だがそれゆえに、その炎は猛烈なまでに膨れ上がる。
それを証明するように、今のヒコザルの尻尾の炎は、普段の何倍にも燃え盛っていた。


穂乃果「いくよ! ヒコザル、ひのこ!」

ヒコザル「ヒコォオオオオオオオ!」


ヒコザルから放出される火焔が、ワニノコを飲み込んだ。


ワニノコ「ワニィイイー⁉」

海未「ワニノコ、大丈夫ですか⁉」

ワニノコ「……ワニ!」


ワニノコが海未に答える。
だがその体は、今の火焔により確実にダメージを負っていた。


ことり「さっきのひのこと威力が全然違う……!」

穂乃果「すごい……! すごいよ、ヒコザル!」

ヒコザル「ヒコ!」

海未「……さすが、穂乃果とヒコザルですね」


その時、海未の瞳は幼馴染を見つめる優しいものになっていた。


海未「……ですが、ジムバッジをかけている以上、簡単に負けてあげるわけにはいきません」


だが、すぐにそれは切り替わる。
今の海未は穂乃果の幼馴染の園田海未ではなく、ジムリーダーの園田海未だからだ。


海未「ワニノコ、本気で行きますよ」

ワニノコ「ワニ!」


海未とワニノコの目の色が変わった。



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