過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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◆Nzgut8IIl2
[saga]
2017/04/18(火) 21:51:27.85 ID:+6Ja0bG30
穂乃果(ん? 穂乃果と同じの注文してる。あ、でもたしか……)
おばちゃん「ごめんねぇ。ちょうどこのお嬢ちゃんの分で売り切れちゃったんだよ」
少女「! そ、そんな……。この町に来たときは、スペシャルいちごジャムパンを食べるのが私の楽しみだったのに……」
少女は500円玉をチャリーンと落とし、絶望に満ちた表情でその場に崩れ落ちる。
穂乃果(す、凄い落ち込んでる……)
少女「これが……絶望……? ふふっ……パンではなく、絶望を味わうことになるなんてね……」
穂乃果(どうしよう……。パン食べたいけど……なんだか……)
少女「絶望ってしょっぱい味がするのね……あ、そっか。私の涙の味かぁ……」
穂乃果(た、食べにくっ!)
穂乃果「あ、あのぅ」
少女「なにかしら……? 私は今絶望の味を噛みしめて――」
穂乃果「良かったらこれ、譲りましょうか?」
少女「いいの⁉」
穂乃果の提案を聞くと、少女は瞬く間に立ち上がった。
穂乃果「は、はい」
少女「じゃ、じゃあ……いや、やっぱり全部は悪いわ。……なら半分! 半分だけ貰える?」
穂乃果「え? 半分でいいんですか?」
少女「ええ、分けて貰えるだけでもありがたいもの」
穂乃果「じゃあ、半分こですね」
穂乃果がパンを半分にちぎる。
穂乃果「はい、どうぞ!」
少女「ありがとう! 貴方とっても優しいのね! 女神さまって呼んでいいかしら?」
穂乃果「い、いやぁ、それは遠慮させてください。私、高坂穂乃果っていいます。だから穂乃果でいいですよ」
少女「分かったわ。めが――穂乃果さん」
穂乃果(めがって言った……)
少女「じゃあ私も名前を……あ、その前に帽子取ったほうが良いわよね」
穂乃果「あ、わざわざ別に―――え……⁉」
少女が帽子を取ると、穂乃果は目を丸くした。
なぜなら、そこにいた彼女は―――。
ツバサ「私、綺羅ツバサっていうの。よろしくね、穂乃果さん」
穂乃果「ちゃ……チャンピオン⁉」
ポケモンリーグチャンピオン、綺羅ツバサだったのだ。
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