過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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◆Nzgut8IIl2
[saga]
2017/04/13(木) 21:22:49.66 ID:4pENHyaY0
―――逃げ出した海未はスタジアムの周りを歩いていた。
海未「全く、穂乃果はすぐ調子に乗りますね……。さて、観客席にはどこから行けば―――」
???「はぁ⁉ 来れなくなったってどういうこと⁉」
いきなり、大きな怒鳴り声が海未の耳に響いてきた。
海未「?」
海未が声のした方を振り向くと、赤い髪をした少女がポケギアで電話をしていた。
赤い髪の少女「にこちゃんが出たいって言ったんでしょ! わざわざ来てあげたのに、何でこんな直前でそんなこと言い出すのよ!」
海未(……随分感情的になっていますね)
赤い髪の少女「―――それなら、確かに仕方ないかもしれないけど。全く……じゃあ私ももう帰るから」
赤い髪の少女「―――はぁ⁉ どうしてもあの賞品が欲しいから帰らないで参加してほしい⁉ タッグバトルの大会なのよ⁉ 一人でどうやって出るのよ!」
赤い髪の少女「―――なんとかして出場してって……じゃあそのなんとかのやり方を説明しなさいよ!」
赤い髪の少女「――――その辺にいる人と組めばいいですって……? そんなに都合よく一緒に出場してくれる人がいるわけないでしょ⁉ あ〜、もう知らないわ! バイバイにこちゃん!」
怒りをぶつけるかのように、少女は勢いよくポケギアを切った。
電話では怒りを露わにしていた少女だが、すぐに肩を落とし、ため息をつく。
赤い髪の少女「……はぁ、なんでこうなるのよ……」
うなだれる彼女の表情は海未には見えなかったが、その声に力がないことは分かった。
海未(な、なんだか今にも泣き出しそうな雰囲気ですね。これは放っておくのも……)
赤い髪の少女「賞品が欲しいって言われたって、どうしようもないじゃない……」
一人呟く少女に、海未は近づき声をかけた。
海未「あ、あのー、ちょっといいですか?」
赤い髪の少女「……? 私に何か用?」
海未「いえ、その……もしよければ、私と一緒に大会に出場しませんか?」
赤い髪の少女「え⁉ な、なんでそんな……⁉」
突然の海未の申し出に、少女は驚きを隠せなかった。
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