過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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85: ◆Nzgut8IIl2[saga]
2017/04/13(木) 21:23:32.54 ID:4pENHyaY0

海未「すみません。先ほどの電話の会話が聞こえてしまったもので」

赤い髪の少女「さ、さっきの聞いてたのね……」

海未「それで、随分お困りのようでしたから。私で良ければ一緒に出場しますが」

赤い髪の少女「それは……私としては願ったり叶ったりだけど……。でも、どうして?」

海未「どうして、というと?」

赤い髪の少女「なんで見ず知らずの他人である私と出場してくれるのよ?」

海未「? 困っている人がいたら力を貸すのは当然では?」


海未は何を聞かれているのか分からない……そんな表情をしていた。


赤い髪の少女「は……?」


逆に少女は、何を言っているのか分からない……そんな表情になった。


海未「な、何かおかしかったでしょうか?」


少女はその海未の表情を見て、海未が本気で言っていると確信し……小さく笑い出した。


赤い髪の少女「ふ……ふふふっ、分かったわ。あなた、とんでもないお人好しってわけね」

海未「お、お人好し?」

赤い髪の少女「変なこと聞いて悪かったわ。自己紹介がまだだったわね。私は西木野真姫よ」

海未「私は園田海未と申します。よろしくお願いします、真姫」

真姫「よろしくね。……海未」


真姫は少し逡巡してから、海未の名を呼んだ。若干、頬が赤く染まっている。


海未「はい。では受付に行きましょうか。急がないと受付を締め切ってしまうかもしれません」


受付へと向かおうとする海未の背中に、真姫は小さな声で呟いた。


真姫「……ありがとね、海未」

海未「? 今、何か言いましたか?」

真姫「何にも言ってないわ。さあ、早く行くわよ」


こうしてここに、海未と真姫の即席タッグが誕生したのだった。




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