過去ログ - 穂乃果「めざせポケモンチャンピオン!」
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◆Nzgut8IIl2
[saga]
2017/04/13(木) 21:33:20.12 ID:4pENHyaY0
ことり「モクちゃん! も、戻って!」
ことりが急いでモクローをモンスターボールへと戻す。
穂乃果「い、一撃で……」
真姫「効果は抜群よ。これで2対1ね」
穂乃果「っ! で、でもケルディオは混乱してるから、1対1と変わらないよ!」
真姫「確かに1対1ね……でも、残っている体力は全然違うわよ。リザードはほぼ無傷。それに対してヒコザルはかなりのダメージを負ってるわ」
穂乃果「ヒコザル……」
ヒコザル「ヒ、ヒコ……」
穂乃果はヒコザルの様子を窺う。
既に体には多くのダメージが刻まれていた。
真姫「このバトル、私たちの勝ちよ!」
穂乃果「……ううん、負けないよ! 感じるから……ヒコザルの中から湧き上がってくる力を!」
ヒコザル「……ヒィイイコオオオオオ!」
ヒコザルの尻尾の炎が、熱く大きく燃え上がる!
真姫「なるほど……もうかね。でも、それくらいで勝てると思わないで!」
もうかはほのおタイプの技の威力が上がる特性だ。
強力ではあるが、真姫のワカシャモもほのおタイプ。
たとえもうかで火力が上がったところで、大したダメージにはならない―――真姫はそう判断した。
だが、穂乃果は感じ取っていた。
ヒコザルの中から湧き上がってくる力は、それだけではないことを。
穂乃果「まだだよ! もっともっと熱く! ヒコザルぅうううう!」
ヒコザル「ヒィイイ――――キアアアアアアアア!」
瞬間、炎がさらに激しくなり、ヒコザルの体が光に包まれた!
真姫「な⁉ あの光は……⁉」
ことり「こ、これって……」
海未「……進化!」
そして―――光が、消える。
穂乃果「―――行くよ……モウカザル!」
モウカザル「―――ヒキャア!」
そこにいたのは、ヒコザルの新たな姿―――モウカザルだった。
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