過去ログ - 松尾千鶴「ノートに描いた私の未来」 -SS速報VIP

過去ログ - 松尾千鶴「ノートに描いた私の未来」

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8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/12(水) 04:35:40.14 ID:kHvBmtypo

まあ、言ってしまえばただの落書きなんだけど。

衣装がどんなものだったか思い出すのと一緒に、シャーペンで簡単に描いた絵。

以下略

9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/12(水) 05:21:42.37 ID:kHvBmtypo

よりにもよってさあ消そうってタイミングで。

「……なんでいるんですか、心さん」

以下略

10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/12(水) 05:25:10.97 ID:kHvBmtypo

「てかさ、さっき描いてたラクガキ？　アレもっかい見して☆」

「イヤですよ」

以下略

11: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:26:58.62 ID:kHvBmtypo

「なっ、何かおかしいですか」

にこついた顔のままこちらを向く。

以下略

12: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:29:30.47 ID:kHvBmtypo

やってしまった。私の悪いクセだ。あれほど独り言しないように気をつけているつもりなのに。

何より心さんがその場面の私を見ていたなら、落書きに至るまでの経緯をほとんど見られてたことになる。

以下略

13: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:32:50.68 ID:kHvBmtypo

「なんです、これ」

「キュートでしょ～？　あ、借りたけどすぐ消せば消えるペンだから許して☆」

以下略

14: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:35:14.18 ID:kHvBmtypo

「またこういうの、着てみたいんでしょ？　素直になれよ☆」

そう言って、心さんは落書きをペンのキャップでとんとんと軽く叩いた。

以下略

15: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:37:43.64 ID:kHvBmtypo

「もう、いいですか？　私、そろそろ移動なんですけど」

「もぅ、つれない態度はよくないぞ☆　はぁとのお仕事だってこの後すぐ……」

以下略

16: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:39:52.03 ID:kHvBmtypo

「んあー千鶴ちゃん！　えっと何だっけな……。あーあの、あれよ！　あれ！」

「どれですか」

以下略

17: ◆ZPGxfNZwMg[sage saga]
2017/04/12(水) 05:40:54.88 ID:kHvBmtypo

結局、何がしたかったんだろうあの人は。

いや、『構って』って言ってたし、本当に話し相手が欲しかっただけなのかもしれないけど。

以下略

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