過去ログ - 【モバマス】P「天国の扉を鳴らせ」
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33: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/17(月) 23:28:50.76 ID:yHJU2zPf0

「おいおい、今出て行ったの誰だ?」

開けっ放しになっているドアから、プロデューサーがひょっこりと顔を出した。

以下略



34: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/18(火) 18:57:33.71 ID:1Xr1FZnK0

そう、思っていたのだけれど。

「ん? おいおい、北条」

以下略



35: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/18(火) 19:16:20.07 ID:1Xr1FZnK0

結論から言えば、まったく大丈夫ではなかった。
考えるまでもなく、当然の話。

だけど、まずはそこに至る過程を。
以下略



36: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/19(水) 21:30:50.31 ID:yWg8K6GJ0

「いや、おかしくはないぞ。あくまでライブの主導は第一事務所のアイドルだ。そこに、周りには内緒で乗り込む」

「…………なるほど」

以下略



37: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/19(水) 21:40:23.01 ID:yWg8K6GJ0

私の内心はまるでまとまっていなかったけれど、とりあえず話が落ち着いたところで予定通りのレッスンに、ということになった。

この日は第七事務所メンバー揃ってのレッスンだったようで、プロデューサーも含めた全員でミニバンに乗ってレッスン場へ向かった。

以下略



38: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/19(水) 22:12:29.81 ID:yWg8K6GJ0

誰かと一緒にレッスンをするのは、別に初めてというわけではない。奈緒をはじめとして、何度か合同でやった。

一人でやるよりも、トレーナーの目が分散される分手抜きがバレなくてむしろ好きだったりする。

以下略



39: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/19(水) 22:17:12.75 ID:yWg8K6GJ0

プロデューサーが持ってきた仕事は、ずいぶん急な案件だった。知らされた日から数えて、残っていた時間はおおよそ三週間ほど。

本来なら、デビューという大事な一山を待つ私は一秒でも無駄にはできないはずだった。

以下略



40: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/19(水) 22:23:46.91 ID:yWg8K6GJ0

初仕事の翌日の、ちょうど夕暮れ時。

事務所の屋上に立って、安全柵に寄りかかりながらぼんやりと思考にふける。

以下略



41: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/20(木) 23:47:02.27 ID:LFNzUARh0

「北条」

低い声で不意に名前を呼ばれたが、特に慌てることもせずに声が聞こえた方を振り返った。

以下略



42: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/20(木) 23:49:37.77 ID:LFNzUARh0

「……あはは。なに、急に」

私の問いには答えず、プロデューサーは淡々と言う。

以下略



43: ◆XSpMgThnfc[saga]
2017/04/22(土) 14:38:58.94 ID:pYAn0XxZ0

「……ちゃんとレッスンやってないのわかってて、どうしてそのままステージに立たせたの?」

恨み言を言うつもりはない。これは単純な疑問だった。

以下略



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