過去ログ - 比企谷「何故か海老名さんについて戸部と語り合うことになった」
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6:名無しNIPPER
2017/04/13(木) 16:24:00.31 ID:X+JmkamaO
続き

「……俺も少しは悪いと思ってるんだよ」
「奉仕部、と言うよりは君も姫菜から何か頼まれてたんだろう?」
「ナンノコトヤラ」

 なんで俺の回りの人ってナチュラルに心を読んでくるの?特性お見通しですか、やだ変装用のこだわりメガネがばれちゃう。バレルまでもなく一目瞭然なんだけどね!
 眼鏡があれば俺の濁った目も隠れるし、万が一知り合いと出くわしてもまさか葉山達と居るのが俺とは思うまい。

「あれあれー、二人で何話してるんー?」
「お前の恋路が実る可能性を葉山に計算してもらってんだよ。俺は理数苦手だからな」
「マジか!ハヤト君どう?」
「XのY乗%かな」
「それって結局、どういうわけよ?」

 適当に流されてる事に気づかない戸部が葉山に詰め寄る。これでしばらくは相手をしなくて済むな。戸部は悪いやつじゃないんだが相手をするのはだるい。
 正直、何を相談してくるか予想できてるしサイゼで飯食って、さらっと話し聞いて帰ればいいだろ。
 と、この時は気楽に考えていた。
 軽く食事を済ませ(食事中も戸部はやかましかった)ドリンクを飲みながら一息つく。

「それで、相談ってなんだよ。クラス替えとかの話なら平塚先生に行ったほうが確実だぞ」
「相談?」
「違うのかよ。てっきり次の作戦でも相談すると思ってたんだけど」
「今告白しても無駄っしょー。マジ頑張って興味持ってもらわないとだし」

 頭悪いとか思っててごめん。思ったより漢なんですね。見方が三六〇度代わりました。変わってないじゃん。

「ほら、海老名さんってマジ可愛いっしょ?で、でヒキタニ君も海老名さんが好きなんだしこりゃ語り合うしか無いっしょー」
「……葉山、通訳してくれ」
「多分、そのままの意味じゃないかな」

 好きな人の事を語り合うとかマジないわー。漢かと思ったら乙女なんですね。

「戸部、俺はなんで呼ばれたんだ?」
「ヒキタニ君と二人とかマジ話が続かなそうっしょ。ハヤト君居ればなんとかしてくれると思って」
「そのために俺は休日を潰されたのか…」

 らしくもなく葉山が露骨に嫌そうな顔をする。俺と戸部しか居ないからって気を抜きすぎなんじゃないか?気持ちは解るけどな。
 まあこうなったら仕方ない。戸部からしたら俺は海老名さんに告白した男で恋敵なんだからその体で付き合うとしよう。
 当然葉山も道連れだ。中途半端に中立を保とうとした報いと思ってこれから始まる男子会に参加するんだな。


ごめん全然進んでないけど仕事行ってきます。
帰ったら夜中だけど明日休みだしわんちゃんまた続き書くっっしょー。(戸部並感)


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