13:名無しNIPPER[saga]
2017/04/13(木) 23:32:27.20 ID:PxCHan+00
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
トレーナーと衝突しながらのレッスンに明け暮れていたある日、プロデューサーがレッスンに顔を出した。
「高峯さん。衣装、できたよ」
手にはシンプルな黒のドレス。
そして、グレーのアームカバー……だろうか。それにしては袖口が広いが。
アームカバーには、輪郭に沿って緑の装飾があしらわれており、どこか機械的で、アンドロイドを想起させられる。
「これが、私の?」
「ああ。ミスティックサイバー、だそうだ」
神秘的な、電脳の、単語は理解できるが込められた意味は分からない。
「……名称に意味は?」
「ないな」
「……そう」
そんな無意味な問答を経て、私は初めての衣装に袖を通すことになった。
しっかりと採寸を行っただけあり、問題なく着ることが出来た。
「……どう、かしら」
純粋な疑問。
プロデューサーの見出した方向は、本当に間違いでなかったのか。
その最終確認。
「うん。バッチリだ。すぐにでも、宣材写真を撮って、活動を始めよう」
とのことだった。
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