過去ログ - 魔王「ボクに魔王なんて出来るわけねぇ」
1- 20
334: ◆Ks1JsTemxeE/[saga]
2017/05/13(土) 00:32:44.10 ID:D5l3WST1O

魔伯爵「ククク……」

魔王「……」

魔伯爵「なぜ? と言った顔だな」


 魔伯爵は倒れている3人を見て笑う。女側近、魔執事、エルフの3人は背中に剣が刺さり倒れている。
 突然劣勢に立たされた魔王は、状況を理解しようと頭をフル回転させるが答えは出ない。

 刺さった剣が独りでに動き出す。


 ズボッと抜けると、宙を漂い魔伯爵の元へ……。
 空中に浮かぶ3本の剣はクルクルと主人の周りを回る。

魔王「剣が……??」

魔伯爵「これは魔法ではない」

魔伯爵「“念道力”」



魔伯爵「触れずに物を動かす能力だ。優れた戦士や武道家は、攻撃の際に衝撃波や波動を放つことが出来る。我はそれを研究し、自ら応用し使用することが出来る」


魔王「な、なんだよそれ……」



魔伯爵「弱肉強食……魔界の根本理念であり、全ての在り方だ。その強さとは“魔力”」

魔伯爵「お前自身よくわかってるだろうが、魔力が強いか弱いかによって、その人生は順位付けられ、勝者と敗者、上か下か、全てが決まる」

魔伯爵「その圧倒的頂点にいたのが、お前の父……先代魔王様だ」

魔王「父さん……」


魔伯爵「先代魔王様のあまりに強過ぎる魔力は、何千年かかっても超えられるものではなかった。そこで我は考えた」








魔伯爵「『魔力以外のチカラで対抗できないだろうか?』」
 
 



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
463Res/371.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice