過去ログ - 魔王「ボクに魔王なんて出来るわけねぇ」
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◆Ks1JsTemxeE/
[saga]
2017/04/18(火) 01:58:09.56 ID:GYmcZI0u0
魔王「魔剣を取りに行こう」
魔王「仕事、執務は移動中にやる」
女側近「はい」
魔王「城は守らなくていい……城の兵力はほぼゼロで」
女側近「え?!」
魔王「その兵力は、勇者討伐と人間の王国軍への対応にすべてまわす」
女側近「どういうことでしょう?」
魔王「裏切り者がいる状況じゃ、守りを固めても意味がないし……」
魔王「“魔王”が城にいないことは勇者に伝わる。魔王不在の城にわざわざ攻めてくるとは思えない」
女側近「…………」
魔王「ボクがいなければ勇者達は攻めてくる理由がない。ボクがいない方が冥都は安全だ」
魔王「攻めだ。守りはいらない」
女側近「……」ゾクッ
魔王「魔剣を手に入れ……冥都を守る。そして」
魔王「人間との戦争を終わらせる!」
魔王「これがボクの“魔王”としての目的だ」
女側近「……っ!」
魔王「ど、ど、どうかな? ボクの考え……」
女側近「魔王様の命令は絶対です」
魔王「う、うん」
女側近「必ずや不備のないようお支え致します」
魔王「女側近さんはボクと一緒に来てもらえる? ボクと女側近さん……配下への指揮系統さえちゃんとしていれば、城にいる必要はないと思うんだ」
女側近「はい。魔執事には城に残ってもらいましょう。やはり公務をある程度任せられる者が城に残らないと」
魔王「あとボクの護衛役を……」
女側近「それも私が致します」
魔王「女側近さん戦えるの?」
女側近「……!」
女側近は少し驚くと、口元に笑みを浮かべ答えた。
女側近「こう見えて先代魔王様に次ぐ、魔界No2でございます」
魔王は出発点に立つ。
未だ嘗てない旅が始まる。
■ 第5話 裏物語プロローグEND 終 ■
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