過去ログ - 魔王「ボクに魔王なんて出来るわけねぇ」
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78: ◆Ks1JsTemxeE/[saga]
2017/04/20(木) 02:33:17.61 ID:mpVcpnv+0

−−−冥都 第二層−−−

《第二層。冥都の下から二番目に位置する街。おもに低級魔族が利用する商業街が広がる。街並みは古く老朽化し綺麗とは言えないが、学校、病院、役所など公共施設も揃っている》



魔王「えっと……宿はこっちだ」

魔少女「あれ? まおー様、第二層は来たことあるんだ?」

魔王「うん、家が最下層だからね。仕事は第二層でしてたよ」

魔少女「まおー様が魔王様になる前はなんの仕事を……?」

魔王「えっと……図書館の整理の仕事」

魔少女「あは、今とは全然違うー」キャハ

魔王「ボクは魔法が使えないから、やれることが凄く限られてちゃってね。第三層の産業区の仕事はあんまりできなかったんだ」

魔少女「産業区……?」

魔王「魔少女さんも上位魔族だもんね、下位の仕事は知らないよね」

魔王(あの死ぬほど辛い労働を……)


女側近「魔王様、こちらの宿に予約をしております。本日はこちらでお休みください」

魔王「あれ? 女側近さんは?」

女側近「柱へ戻って事後処理を行ってまいります」

魔王「そ、そか。よろしくお願いします」

魔少女「ウチは?」

女側近「護衛を。魔王様の隣の部屋を取ってあります。貴方も上位魔族、下位の賊ぐらいは相手にならないでしょう?」

魔少女「まあね、さっきは可愛こぶっちゃってたけど」エヘ

女側近「……では行ってまいります。夜には戻ります」

魔王「うん」


 女側近は柱へ戻っていった。




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