過去ログ - 魔王「ボクに魔王なんて出来るわけねぇ」
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96: ◆Ks1JsTemxeE/[saga]
2017/04/21(金) 00:21:37.41 ID:Y6SYWOwiO


−−ー冥都 最下層・実家前−−ー



魔王「ここ、ここ! やぁ−−っと着いたぁ」

魔少女「ここがまおー様の実家。お母様にキチンと挨拶しなきゃ☆」

女側近「貴方は節操の無い格好なので、外で待っててください。挨拶は私が……」

魔少女「え! ズルい! そーゆーお姐ぇだって身なり整えてるじゃん! ウチも」

 氷の鏡で身なりを整える女側近を横目に、魔少女はパチンっと指を鳴らし装備を清楚な服に変化させる。

魔王「ちょちょちょっと! 二人とも外で待っててよ……急に女の子連れて帰ったら母さん腰抜かしちゃうよ」

女側近・魔少女「うぅ……」


 ガチャ


魔王「ただいまー」


魔王(久しぶりの我が家……やっぱり落ち着く)

魔王「母さーん、ただいまー」


……

魔王「……」

魔王(留守かぁ……ん?)

 居間の床に似つかわしく無い物が転がっていた。
 絶対に我が家のものでは無い。

魔王「……」

魔王(これは……)


魔少女「ナイフ?」

女側近「これはジャグリング用のナイフ……ですね」


魔王「うわっ!! 二人ともビックリさせないでよ…」



 果物ナイフや戦闘用ナイフでは無い。

 ジャグリングナイフ。

 大道芸人が複数のナイフを空中に投げたり取ったりを繰り返し、常に1つ以上の物が浮いている状態を維持し続ける芸で、その技に使うのがジャグリングナイフだ。



女側近「お母様は留守ですか」

魔王「そうみたい。嫌な予感がする……」


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