過去ログ - 古畑「それより。あなた、西住まほさんですよね。西住流の」まほ「ええ」
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167: ◆9Re6IS4q.KTl[saga]
2017/04/24(月) 21:38:48.98 ID:zXPvXk8y0
まほ「…、どこで、私に目をつけたんですか?かなり早い段階から疑われていたと思うんですが」

古畑「えー…、ビールの空き缶の入った袋、あれです」

まほ「あの、現場に落ちていた?」

古畑「ええ。あの袋、茂みの中に隠すように置かれていました。他のゴミは無造作にポイ捨てされていたのに。まぁ確かに飲酒は隠したい事実でしょうがあそこを近道に使っているのはごく少数の隊員です。ましてその中に飲酒を咎めるような隊員がいるとは考えにくいです。だからビールの空き缶を捨てるのにも人目を気にする必要などありません。よって捨てたのと隠したのとは別の人物」

古畑「ではなぜ隠してあったのか。私こう思ったんです、あの空き缶を見つけた人物は飲酒は見過ごせないが見つけた時点で持ち帰るわけにはいかなかった。そして隠したのは、後からそこに同じく飲酒を見咎めかねない大勢の人間が来るとわかっていたから。警察が、です」

古畑「だからわかったんです、これがただの事故ではないと。そして戦車道の隊員の恥ずべき行為を見過ごせない人物となれば、真っ先に思い浮かぶのは厳格で誇り高い黒森峰戦車道の隊長です」



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