215: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/20(木) 21:49:26.88 ID:0CklsS2l0
―――決戦の地(食堂)
ありす「あ、みなさん、随分遅かったですね。……あの、飲み物はどうしたんですか?」
奈緒「あっ⁉……悪い、忘れた」
ありす「何しに行ってたんですか⁉」
奈緒「ま、まあここにあるので十分だろ」
ありす「じゃあ行かなくて良かったじゃないですか!」
奈緒「悪い悪い。さ、さあみんな、食べるとしようか」
卯月「あ、その前にありすちゃんにお願いがあるんだけど、いいかな?」
ありす「? なんでしょうか?」
卯月「ありすちゃんの分のイチゴパスタ、私にくれない?」
ありす「そうしたら私が食べる分がなくなりますよ!」
卯月「お、お願いありすちゃん。実は私、イチゴパスタが大好物なんだ」
ありす「え、そうなんですか……って、これ作ったの今日が初めてなのに、そんなわけないじゃないですか! 私のオリジナルですよ⁉」
卯月「あぅっ⁉ え、えーっと……」
奈緒「わ、分かった、ありす。あたしの分のイチゴやるから、な?」
ありす「いや、イチゴだけ貰っても……」
未央「み、みんな、ありすちゃんにイチゴあげようよ」
凛「はい、ありす」
『どーぞどーぞ』
ありす「どうしてみなさんイチゴを私に⁉」
奈緒「それだけあれば、卯月にパスタあげてもいいだろ?」
ありす「いや、デザートだけになるじゃないですか! 主食がなくなります!」
加蓮「な、ならありすちゃん。私と一緒に、キッチンで新しく料理を作ろうよ」
ありす「今からまた作るんですか⁉」
加蓮「そ、そんなに時間かからないと思うよ? 大人組の分のご飯が余ってたしさ」
ありす「で、でもせっかくのイチゴパスタが……」
奈緒「ありす……ここは大人の余裕で譲ってくれ」
ありす「! お、大人の……余裕……!」
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