過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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27: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/14(金) 22:13:53.75 ID:gbQcrLF00


―――街中


奈緒(今日こそあれを見られる……わくわくが止まらない……!……ん? あいつ……)


視線の先には、昨日あたしがナン――スカウトしようとした少女がいた。


奈緒(昨日の……そういえばあいつとの最後のやり取り……)


『だってアタシ、いろいろ最低最悪でさ……。今はもう、なんか人生諦めムード入ってるんだよね。だから、バイバイ。悪いけど他探して』


奈緒(普通に断られるんならともかく、あれはなんか気になるよな……。あ、そうだ。ちょうど2枚あるし……)


あたしは少女に近づき、声をかける。


奈緒「よ、奇遇だな」

加蓮「? またアンタ……? しつこいんだけど」

奈緒「今日は別にスカウトしに来たわけじゃないって。ホントに偶然通りかかっただけ」

加蓮「どうだか」

奈緒「えっと……そういえば、名前なんて言うんだ?」

加蓮「……加蓮だけど」

奈緒「加蓮か。加蓮は昨日も一人でいたけど、誰かと待ち合わせでもしてるのか?」

加蓮「別に。1人でぶらついてるだけ」

奈緒「へぇ……暇なの?」

加蓮「……その言い方は気に入らないけど」

奈緒「実はあたしも暇なんだ。……あ、良いこと思いついた。加蓮、あたしと映画観に行かないか?」

加蓮「はぁ? なんでアタシがアンタと映画観なきゃいけないの?」

奈緒「どうせ暇なんだろ? ちょっと付き合ってくれてもいいじゃんか。安心しろ、オススメの映画だから」

加蓮「いや、知らないし」

奈緒「1人でいるより、2人のが楽しいって! さ、映画館にレッツゴー!」

加蓮「ちょ、なんなの⁉」


あたしは戸惑う加蓮の手を握り、無理矢理映画館へと引っ張っていった。




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