303: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/24(月) 20:31:14.62 ID:ESeH7gGO0
―――翌日 女子寮 奈緒の部屋
凛「大事な話って、何? わざわざ寮まで連れてくるなんて」
奈緒「実はだな……あたしと加蓮は今、アイドルとして大きな壁にぶつかってるんだ」
加蓮「このままだと、歌を歌えないかもしれないの」
凛「えっ⁉ そんなことになってたんだ……ごめん、気付かなかった」
奈緒「い、いやいいって。それでさ、その壁を越えるために、凛の力を貸してほしいんだ」
凛「うん、私に出来ることなら、何でもするよ」
奈緒・加蓮(ニヤリ)
加蓮「ありがと、凛」
奈緒「じゃあ遠慮なく聞くけど――」
奈緒・加蓮『プロデューサーへの恋心について教えて!』
凛「そうだね…………は⁉ な、何言ってるの⁉」
加蓮「だから、プロデューサーのことどう思ってるのか、教えてほしいな〜って」
凛「なんでそんなこと教えなきゃ……壁にぶつかってるんじゃないの⁉」
奈緒「うん、そう。今度ラブソング歌うことになってさ。でもあたしたち、恋したことないからどういう気持ちで歌えばいいのか分かんないんだよ」
加蓮「それで、恋する乙女にご教授願おうと思ったんだ」
凛「そういうこと……。騙したね、2人とも……!」
奈緒「だ、騙してはいないぞ? 壁にぶつかってるのはホントだし!」
加蓮「そうそう、決して面白半分とかじゃないから。……興味本位とかじゃないから!」
凛「じゃあそのキラキラした目は何⁉ 嫌だよ、絶対にそんなの話したりしないからっ!」
加蓮「さっき何でもするって言ったじゃん」
凛「そ、それは……そうだけど……! で、でもこれだけは無理だから!」
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