322: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/24(月) 20:46:32.71 ID:ESeH7gGO0
―――数分後
社長P「―――助かった。ありがとうな」
《プツッ》
未央「社長、今の誰なんですか?」
社長P「ん? ああ、妹だ」
卯月「妹さんだったんですか」
社長P「さて、渋谷を元に戻す方法だが……」
未央「何かいいアイデア教えてもらえました?」
社長P「今週末に、バレンタインデーがあるだろう? そこで渋谷には、後輩にチョコを渡してもらう」
凛「ちょ、チョコ⁉ ぷ、プロデューサーに……チョ……あぁぅ――――っ!」
ちひろ「凛ちゃん⁉」
未央「しぶりん、こんな状態でチョコとか渡したら死んじゃうんじゃないですか⁉」
社長P「いや死にはしないだろう。それに渡すチョコは別に本命でなくてもいい。義理というていで渡せばいいんだ」
卯月「てい、ですか?」
社長「妹によるとだな、今の渋谷は自身の恋愛感情が膨れ上がっている状態なんだ。そして上手くコントロールできていない。今まで自覚していなかったものを、急に自覚したからだと思われるな。ロマンティックが止まらないわけだ」
未央「ふざけるのやめません?」
社長P「バレンタインに後輩にチョコレートを渡すのは、一度、膨れ上がる恋愛感情に歯止めをかけるためだ。自身の恋愛感情を遠回しにでも相手に伝えられれば、ひとまず落ち着けるだろう」
卯月「な、なるほど……」
社長P「……下手をするとさらに恋愛感情が膨れ上がる可能性があるが、その時はその時だ」
未央「今、小声で何か言いませんでした?」
社長P「何も言っていない。とにかくそういうわけだ。渋谷、聞いていたか?」
凛「……はい」
社長P「やれるな?」
凛「……。…………」
社長P「やれ!」
凛「⁉ は、はい!」
社長P「本田と島村は、渋谷のサポートをしてやれ」
未央「了解!」
卯月「凛ちゃん、頑張ろうね!」
凛「うん……」
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