過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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34: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/14(金) 22:17:36.19 ID:gbQcrLF00

加蓮「は、はぁ? 別にいいでしょ、それで。もう会うこともないんだし」

奈緒「いいわけあるか! せっかく仲良くなったのに、このままサヨナラなんて、絶対に嫌だからな!」

加蓮「! あ、アンタ……」

奈緒「そ、それに……あ、そうだ、スカウト」

加蓮「す、スカウト?」

奈緒「そう、スカウト! あたしのスカウト、まだ終わってないぞ! 加蓮には346プロでアイドルやってもらうんだ。逃げられてたまるか!」

加蓮「なに勝手に決めてんの⁉ やらないって昨日言ったでしょ⁉」

奈緒「実は今日一緒に遊んだのも、スカウトのためなんだからな」

加蓮「さっき『あ、そうだ』って聞こえたけど⁉ 今考えたでしょ、それ!」

奈緒「そうだよ、今考えたよ!」

加蓮「開き直った!」

奈緒「あたしが加蓮と今日一緒に遊んだのは、スカウトとか関係ない! それに……哀れんだわけでもない! いや、最初に話しかけた時は、正直そういう気持ちもあったかもだけど、そんなの映画観た辺りでなくなった! ただ一緒にいて楽しかったから、一緒に遊びたかったんだ!」

加蓮「た、楽しかった……? そんな理由……?」



奈緒「友達と一緒に遊ぶ理由なんて、それで十分だろ!」



加蓮「! アンタ、本当に友達って……」

奈緒「思ってるって言っただろ」

加蓮「……。…………ふふっ。そっか、分かった。アンタ、相当な変わり者なんだ」

奈緒「え、その言い方は酷くない?」

加蓮「アンタ……えっと……そういえば、名前なんて言ったっけ?」

奈緒「今日一日一緒にいたのに、あたしの名前も覚えてなかったの⁉ 滅茶苦茶ショックだぞ!」


そういえば一度も名前を呼ばれていないことに気付く。


加蓮「だ、だから、ちゃんと覚えるために、聞いてるんでしょ!」

奈緒「なんでそっちがキレてるの?……神谷奈緒だよ。もう忘れるなよな」

加蓮「神谷奈緒……奈緒ね。うん、今度は覚えた。アタシは北条加蓮」

奈緒「それは知ってる……あ、そういや苗字は聞いてなかったっけ」

加蓮「ちゃんと覚えてよね」

奈緒「よくその台詞言えるな!」




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