449: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/28(金) 20:12:33.10 ID:WjYIMIDM0
―――みくの部屋
みく「とんでもないことを知ってしまったね……」
幸子「み、みくさん、不治の病って……」
みく「だって、余命一ヶ月って……それしか考えられないよ」
幸子「で、でもやっぱり聞き間違いということは?」
みく「それだけじゃないよ。さっきまゆチャンとありすチャンに会った時、2人とも凄く深刻そうな顔してたんだ……」
幸子「し、深刻……で、でもそれだけじゃ……」
みく「それにありすチャン、わざとらしく『何も聞いてないし、何も知らない』とか言ってたし……あれはきっと、お医者さんに病気のこと聞いたの、隠そうとしてたんだ……」
幸子「そ、そんな……じゃあ本当に……? そ、そんなのって……そんなのってないですよ!」
みく「ありすチャン、まだ小学生なのに……なんで……!」
幸子「み、みなさんにも知らせましょう!」
みく「待って、幸子チャン!」
幸子「どうして止めるんですか⁉」
みく「ありすチャンが病気のことを隠してるのは、きっと残りの1ヶ月を、みんなとこれまで通りに過ごしたいからじゃないかな……。だからきっと、同じユニットのまゆチャンにだけ話したんだよ」
幸子「な、なるほど……確かにそうかも……」
みく「でも、みんながこのことを知ったら……」
幸子「これまで通りには……いかないですね……」
みく「だから、このことはみくと幸子チャンの胸にしまっておこう? それで、ありすチャンともこれまで通りに接して……あげるのが……い、一番だよ……うぅ……」
幸子「み、みくさん……。分かりました、そうですよね……ありすちゃんの……望み通りに、してあげるべきですよね……ひっく……」
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