46: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/14(金) 22:31:42.43 ID:gbQcrLF00
奈緒「頑張れよー」
加蓮「何をするのかと思ったら……何してるの、奈緒?」
奈緒「あいつらのナンパがなってなかったから、ちょっと説教を」
加蓮「でしゃばり方おかしくない?」
JK「えぇっと……一応助けてくれたんだよね。ありがと」
奈緒「大したことしてないよ。……あれ? あんた、どっかで会ったことないか?」
JK「え?」
加蓮「ちょっと、なに奈緒までナンパみたいなこと言ってるの?」
奈緒「いやそうじゃなくてさ。確かどこかで―――」
その時、あたしの頭に先日のある一場面が浮かんだ。
P『へい彼女! 可愛いねー、一緒にお茶しない?』
ギャル『え、何? 悪いけどそういうのお断りだから』
奈緒「―――思い出した! 前にプロデューサーがスカウトしようとした子だ!」
加蓮「え、そうなの?」
JK「プロデューサー? スカウト?……なんの話?」
奈緒「覚えてないか? 1週間くらい前に、背広を着た怪しい奴にナンパされただろ?」
JK「……あー、そういえばそんなことあったかも」
奈緒「あいつ実はアイドル事務所のプロデューサーでさ。あの時は、あんたをスカウトしようとしてたんだよ」
JK「え、そうだったの? てっきりナンパだと思ったんだけど」
加蓮「プロデューサー、どんなスカウトしたの……?」
奈緒「それであたしたちは、一応あいつのプロデュースするアイドルなんだ。まあアイドルって言っても、まだ初めて1ヶ月も経ってない新人だけどな」
JK「へぇ、そうなんだ」
奈緒「あたしは神谷奈緒。で、こっちが」
加蓮「北条加蓮だよ。よろしくね」
美嘉「アタシは城ケ崎美嘉。2人とも、よろしく☆」
加蓮「……ん? 城ケ崎美嘉? あなた、どこかで見たことがあるような……」
奈緒「それはもうあたしがやったんだけど」
加蓮「そうじゃなくて。……あっ、モデルの城ケ崎美嘉! 雑誌で見たことある!」
奈緒「えっ、モデル⁉」
美嘉「あはは、うん。まあ一応モデルやらせてもらってるよ」
加蓮「一応なんてもんじゃないでしょ。カリスマJKって呼ばれるくらい人気なのに」
奈緒「そうなのか?」
加蓮「女子ならみんな知ってるって! 奈緒はもっと女子力磨きなよ!」
奈緒「美嘉のこと知らないくらいで、そこまで言わなくてもいいだろ⁉」
美嘉「ま、まあまあ落ち着いてよ」
加蓮「あ、ごめん」
奈緒「わ、悪い。でも美嘉はモデルなのか……じゃあアイドルとか元から無理だったな」
美嘉「無理? アタシ、アイドルやってみたいんだけどな」
奈緒「え?」
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