7: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/14(金) 20:19:26.11 ID:gbQcrLF00
―――346プロ前
P「ここが俺の事務所、346プロだ」
奈緒「ホントに来てしまった……」
P「どうだい? 結構大きいだろ?」
奈緒「確かにでかい……けど、それよりも気になることがあるんだけど」
P「何?」
奈緒「なんでこんなに建物が並んでるんだ?」
P「ああ、あっちにあるのは寮だ」
奈緒「寮?」
P「346プロに所属するモデルとか役者とかが住んでるんだよ。一応、アイドル寮もある」
奈緒「へー」
P「で、目の前にあるのが本社ビル。隣のは夏に完成予定の新本社ビルだ」
奈緒「ほー」
P「アイドル部門の事務所は、本社ビルの3階にある」
奈緒「このビルの3階か。これだけでかいビルなんだから、その事務所も広いんだろ?」
P「……そうだよ」
男は露骨に目を逸らした。
奈緒「おい、正直に言え」
P「……346プロはアイドルだけじゃなく、モデル部門とか、役者部門とかに分かれてるんだ。だからアイドル部門の事務所はこのでっかいビルのうち……一部屋だけ」
奈緒「え、こんだけでかいビルの、たった一部屋なのか?」
P「ひ、一部屋って言っても、わりと広いんだ。まあ、それ以外にもレッスン室とかあるし」
奈緒「ふーん、ビル内にレッスン室なんてあるのか」
奈緒(あたしもアイドルになったら、そこでレッスンするのかな。…………なるって決めたわけじゃないぞ⁉ か、勘違いするなよな! い、いや、誰に言い訳してんだ、あたし)
奈緒「と、ところでさ、あんたさっきから敬語とタメ口が混ざって気持ち悪いんだけど。どっちかにしてくれ」
P「オッケー、分かったでござる」
奈緒「新たに珍妙な喋り方すんな!」
P「冗談冗談。じゃ、これからは普通に喋ることにするわ。いやー、なんか堅苦しいの苦手なんだよな、俺」
奈緒「よくそれでプロデューサーが務まるな、あんた」
P「ふっ、まあな」
奈緒「いや、褒めてないんだけど」
凛「―――プロデューサー?」
奈緒「ん?」
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