過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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80: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 23:34:35.87 ID:OlWwpJXf0


社長「実績では神谷の方が上だろう。お前がまともにスカウトしたのは、渋谷と神谷くらいだったはずだが」

P「い、一応卯月もですよ!」

社長「それでもイーブンだ。どうだ、神谷?」

奈緒「で、でもスカウトなんて出来るとは思えないんですが」

社長「難しい話じゃない。例えば道を歩いている時に、神谷がこれだと思う子を見つけたら、話しかけて、少し話をしてくれるだけでいい。簡単だろう?」

奈緒「確かに簡単に聞こえはしますけど……」

社長「神谷はあくまでアイドルであるから、本格的にスカウトをしてくれとは言わない。日常生活のついででいいんだ。引き受けてもらえないか?」

奈緒「うーん……でも……」

社長「……まあ、首を縦に振らないのであれば、こちらも相応の手段を取るつもりだが」

奈緒「⁉ し、手段って、いったい何を……⁉」

社長「たしか神谷は、アイドル寮に住んでいるんだったな?」

奈緒「そうですけど……。ま、まさか立ち退きとか……⁉」

社長「もし君がこの話を受けないのであれば―――」



社長「アイドル寮からテレビのアンテナを全て取り除くことにしよう」



奈緒「なんてこと考えるんだ!」

社長「たしか神谷はアニメ鑑賞が趣味だったか? いやー、残念だな。アニメはネットのオンデマンドで見ることだ」


あたしの顔が絶望に染まる。


奈緒「そ、そんなの耐えられるわけが……リアタイで一切アニメ見れないとか……!」

P「先輩、なんて惨いことを……」

社長「さて、どうする? 私はどちらでも構わないが」

奈緒「くぅうう……謹んでやらせていただきます……!」

社長「そうか、やってくれるか。そう言ってくれると思っていたぞ、神谷!」

奈緒「くそぅ……この人やっぱりプロデューサーの先輩だ」

P「それどういう意味⁉」



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