過去ログ - 奈緒「シンデレラガールズ」
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87: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 23:41:46.67 ID:OlWwpJXf0


奈緒「あのさ。ありす、アイドルとか興味ないか?」

ありす「アイドル? いきなりなんですか?」

奈緒「実はさ、あたしたちアイドルやってるんだ」



ありす「ふっ」



奈緒「なんで鼻で笑った⁉」

ありす「奈緒さん、私がそんな嘘に騙されると思ったんですか? 見え見えですよ」

奈緒「嘘じゃないんだって! あ、そうだ社長からこういう時に渡せって……ほら、うちの社長の名刺だ!」

ありす「私を騙すためだけにこんなものまで……用意周到とはこのことですね」

奈緒「騙してないから! ホントなの!」

加蓮「ありすちゃん、嘘っぽいけどホントなんだよ。信じてくれないかな?」

ありす「……分かりました。一応、信じてもいいです」

奈緒「なんでいつも信用されないんだ……?」

加蓮「知名度が無いからじゃない? 凛たちなら別かもね」

奈緒「確かにそうかもしれない……。それでありす。うちの事務所今アイドル募集しててさ、良かったらアイドルやってみないか?」

ありす「アイドル……私がですか?」

奈緒「そう、ありすが」

ありす「……私が……」

加蓮「アイドル、興味ないかな?」

ありす「アイドルに興味はありませんけど……。……レッスンは、ちょっと興味があります」

加蓮「レッスン?」

ありす「実は私、将来、歌や音楽をお仕事にしたいと思っているんです。でも……どうやったらなれるのかわかりませんし、家でも学校でも、練習できる場所は無いですし……」

加蓮「そっか……。レッスンやりたくても、できないんだね」

ありす「はい。だから、詳しく話を聞かせてもらってもいいですか? 親と相談して、返事しますから」

奈緒「ああ、分かった。……とか話してる間に着いたな」

ありす「あ、来たかった本屋さんです」

加蓮「じゃあ話の続きは本を買ってからにしよっか?」

ありす「はい、それでお願いします」

奈緒「あたしもちょっと見てみよっかな」

加蓮「奈緒、漫画コーナー以外にも興味持ったら?」

奈緒「なんだその言い方⁉ まるであたしが漫画以外読まないみたいな!」

加蓮「あ、ラノベも読むか」

奈緒「だからそれだけみたいな言い方するなよ! あ、あたしが見ようとしてたのはだな……えっと……れ、恋愛小説のコーナーだ!」

加蓮「ぷふっ!」

奈緒「なんで笑った⁉」

加蓮「だ、だって奈緒が恋愛小説とか……くくっ……ラブコメ漫画の間違いじゃないの?」

奈緒「勝手に決めつけんな! ま、マジで恋愛小説買うんだからな!」

ありす「あの……早く入りませんか?」




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