103: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 01:19:51.86 ID:6enVUVL30
元帥「とはいえ、あんな事に一々腹を立てていては身が持たんぞ、櫂」
提督「何でだよ、こっちは家族バカにされたんだぞ!!」
元帥「人間というのは本来とても弱い生き物なんじゃよ。一人一人はひ弱故に心優しい。しかし人数が増え群衆となると次第に強大な力を持つようになる」
提督「・・・・・・」
元帥「そうなった時の彼らの意思、つまり民意は正に化け物じゃ。いくら正しくとも彼らの大多数が悪と言えば悪とされる。しかし、その様な理不尽にも歯を食いしばって耐え、儂らは彼らを守らねばならん」
提督「守る必要が何処にあるんだよ、あいつらは自分を守ってくれてる皆を化け物だの何だのって言ってんだぞ!? そんな奴ら守る価値ねぇよ!」
元帥「いくら理不尽でも彼らは守るべき民じゃ。儂ら海軍は国を守っておるのじゃから」
提督「はぁ!?」
元帥「儂らが守っておるのは国土だけではない。いくら土地があろうと、そこを開拓して住み、動かす人がいなければ意味がない。国とは、人間がいて初めて成り立つのじゃ」
提督「っ!? それでも俺は認めねぇ! 守ってもらってる立場で、その恩を仇で返すような奴らなんか!!」ダッ
比叡「あっ!?」
榛名「櫂!!」
ア、カイ! カケッコスルノ? マケナイヨ!
ツイテクンナ! シマカゼネエ!
元帥「・・・・・・やはり理解はしてくれんか」
霧島「仕方ありません、いくら賢くとも感情はまだ歳相応でしょう」
比叡「私達の事を思っての発言なんだけどね」
榛名「て、提督どうしましょう、櫂が、櫂が!!」オロオロ
金剛「は、早く連れ戻すネ! Hurry!!」オロオロ
元帥「まぁ慌てるでない。櫂にも考える時間が必要じゃよ」
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