146: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 02:01:27.33 ID:6enVUVL30
女子「あ・・・・・・」
提督「あぁ姉ちゃん、災難でしたね。早く彼氏の元に行ってあげてください。それと今後はできる限り彼と一緒に行動してくださいね? では・・・・・・」クルッ
女子「あの・・・・・・できれば、そこまで一緒に来てください」ウルウル
提督「いや、俺も人を待たせ・・・・・・っ!?」
振り返って見たその女子高生は、涙目になっていて身体をブルブルと震わせていた。それを見て提督は断るわけにいかなくなった
提督「・・・・・・分かりました」
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提督(移動中、女子高生の姉ちゃんはポツポツと事の成り行きを教えてくれた。彼氏との馴れ初め、デートをした事、初めて結ばれた事・・・・・・砂糖吐きそう)
女子「あの、本当に助けてくれてありがとうございました・・・・・・。あの人、学校でも女性絡みで噂の絶えない人だったんです」
提督「なるほど、何人犠牲になったんだか・・・・・・」
「!」
女子「あっ・・・・・・」タッタッタッ
不意に女子高生が走り出した。見れば一人の男子高生がベンチに腰掛けていた
提督(! あのサルと同じ制服・・・・・・って事はこの人が例の彼氏か)
男子高生が走り寄ってくる彼女に微笑みかける。とりわけイケメンというわけではなく、正に普通といった顔つきだがその目は優しさに溢れていた
提督(父さんや叔父さん、兄ぃや姉さん達と同じだ。優しく包み込むような雰囲気・・・・・・なるほど、姉ちゃんが惚れたのも納得だ)
提督が一人納得していると、その男子高生が近づいてきた。どうやら事の顛末を聞いたようだ
男子高生(以降男子)「あの、話は聞きました。僕の彼女を助けてくれてありがとうございます」
提督「いえ、個人的にそういう趣味が無かったので首を突っ込んだだけです。ただの気まぐれですよ」
男子「そ・・・・・・そうですか・・・・・・」
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