215: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 02:55:23.00 ID:6enVUVL30
気がつくとそこは何もない真っ白な空間だった。どっちが上下かも分からない。地面に足をつけているわけでもなく、空中に浮いているでもない不思議な感覚だ
大和「ここは・・・・・・?」
大和「っ!? 提督は!?」キョロキョロ
『落ち着いて』
大和「!! 誰ですか?」
『貴女の事はずっと見てたよ。櫂ちゃんをありがとう』
大和「!? まさか・・・・・・ヤマさん?」
ヤマ『うん。この前は私が迷惑かけちゃってごめんね?』
大和「そんな! ヤマさんは悪くないです」
ヤマ『私の負の魂が起こしたんだから、私の責任。止めてくれてありがとう』
ヤマ『それに貴女が私の生まれ変わりで本当に良かった』
大和「そんな・・・・・・大和は何もできていません。提督を傷つけてしまって」
ヤマ『私も時々喧嘩したよ。でも直ぐに櫂ちゃんが謝ってくれるから仲直りしちゃってたし』
大和「大和はヤマさんの代わりになんてなれません・・・・・・」
ヤマ『櫂ちゃんは大和ちゃんの事愛してるよ。私の後釜とか生まれ変わりだとかなんて理由じゃなくて、大和ちゃん(貴女)自身に惚れてるの』
ヤマ『大和ちゃんは、櫂ちゃんの事好き?』
大和「っ!? はい! 大好きです!」
ヤマ『それなら大丈夫! きっと櫂ちゃんは分かってくれるよ!』
大和「!」
ヤマ『だから、私からお願いしてもいいかな? 櫂ちゃんと幸せになって!』
大和「大和にはそんな資格ありません・・・・・・。知らなかったとはいえ、提督を傷つけたんです!!」ポロポロ
ヤマ『人を愛するのに資格や理由なんて必要ないよ。私は呪いの所為で長生きできなかったけど、貴女は違う。死人(私)にできない事を大和ちゃんにしてほしいの』
ヤマ『だから、お願い』
大和「大和は・・・・・・大和は・・・・・・」ポロポロ
ヤマ『大丈夫。私は何時でも大和ちゃんの事見てるから。櫂ちゃんや他の皆と幸せに過ごしているところを、これからも見せてね?』
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大和「ん・・・・・・」ムクッ
大和「! 夢ですか・・・・・・」
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