27: ◆Fd8Nv55Lkc[sage saga]
2017/04/16(日) 00:13:08.46 ID:6enVUVL30
妖精「何で皆追い出したのさ」
提督「・・・・・・少し一人になりたかった」
妖精「あんたがそうしたがるのは大体何か嫌な事があった時だ」
提督「・・・・・・なぁ妖精さん」
妖精「ん?」
提督「あいつらにとって、俺は本当に必要なのか?」
妖精「藪から棒に何言い出すんだか。あんたが提督である以上、あの娘達には必要だと思うけどね」
提督「W提督である間はW・・・・・・だろ?」
提督「あいつらが解体された後社会に出て暮らす上で、提督(俺)の存在はあいつらにとっての枷でしかねぇよ」
戦争が終わり、解体されて普通の人間に戻った彼女達は社会で生活する。当然そこで気になる異性や尊敬する人と出会い、その人達と生きていくものだ。そうなった時、自分という存在が足を引っ張るのではないか
妖精「あー、言い方が悪かった。そういう意味じゃなくて」アタマグシグシ
提督「あ?」
妖精「あの六人にとってあんたはただのW提督Wかい?」
妖精「吹雪と大鳳にとってはお兄ちゃん。北上と利根にとっては親友。文月にとってはお父さん。そして大和にとっては愛する人なんだよ?」
提督「は?」
妖精「W提督Wなんてのは軍属中の肩書きでしかないよ。少なくともあの娘達にとって必要なのはW提督Wじゃなくて、その本質であるW海原 櫂Wそのものなんだとあたしは思う」
提督「俺そのもの?」
妖精「あの娘達は多分あんたから離れようとなんてしないよ。元帥と違って少数な分皆とあんたとの繋がりや絆が強いから」
提督「自立させねぇとな」ニガワライ
妖精「まぁ無理だね、諦めな」ニヤ
妖精「難しい事言ったかもしれないけど、あたしは例え皆が解体されても提督から離れはしないと思うよ。例え自分達がいかず後家になっちゃうとしても」
提督「・・・・・・分かった。ありがとう」
妖精「気にしない気にしない」
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