過去ログ - 【モバマス】P「―――待たせたな」
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2: ◆mqlRkew9nI/5[saga]
2017/04/16(日) 00:01:02.12 ID:OlWwpJXf0


今、俺は一人、346プロの社長室前に立っていた。

いよいよ今日から始まるのだ……俺のプロデューサーとしての日々が!


P「よし、いくぞ!」


俺は社長室のドアを軽くノックする。


P「先輩、俺です。来ましたよ」


俺は社長室の中に居るはずの先輩に声をかけた。



社長の声『オレオレ詐欺なら間に合っている。とっとと消え失せろ』



P「いや違いますよ! 俺ですって! 絶対分かってるでしょう⁉」

社長『チッ、入れ』

P「舌打ちされた!」


俺はげんなりした気分になりながら、社長室のドアを開き、中に入る。


P「先輩、その冷たい対応、いい加減やめてくださいよ」

社長「私の後輩に対しての冷ややかな対応など、今さらだろう?」

P「そうなんですけどね……悲しいことに」


先輩とは学生時代からの関係がずっと続いている。
先輩後輩から、社長と社員の関係になっても、悪い意味で目を付けられているのだ。

嬉しいような、悲しいような……やっぱ悲しさの方が大きいな。
いくら社長が美人と言えど、俺にはいじめられて喜ぶ性癖は無いし。


社長「それと後輩。社内では社長と呼べ」

P「はいはい、社長」

社長「で……何の用だ?」

P「いや何の用って、アイドル部門のことですよ。ようやく設立の準備が整ったから、社長室に来いって連絡くれたでしょう?」

社長「あー……そうだったな。……後輩、お前本当にやる気があるのか?」

P「そりゃ、ありますよ。今更確認しなくても分かってるでしょう」


なんだか先輩の様子がおかしい気がする。


社長「……ならば案内してやろう。アイドル部門の事務所にな」

P「はい、よろしくお願いします」


ようやく事務所が見られるのか……なんかワクワクしてきたな。




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