過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】
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名無しNIPPER
[sage]
2017/04/18(火) 20:58:53.57 ID:Th9cVzA40
『私はとある殺人事件に巻き込まれている
しかも、とても不可解な状況だ
こうして部屋に閉じこもっている間にも、私も命を狙われているかもしれない
だが、犯人がわからない。……いや、犯人が人間なのかすらもわからない
このまま部屋でビクビク過ごしていたら、気が狂いそうになる
だから、状況を整理すると同時に、私に何かあった時のために、この手帳に書き記すことにした
今は2月。私は祖父の家を訪ねて山奥の村に向かう途中だった
しかし道は途中で雪で塞がれていた
時刻は夕方。車でUターンして最寄りの村に戻るよりは、車をここに停め、このまま歩いて祖父の住む村まで行った方がいいと判断した
しかしそれが過ちだった
歩いているうち、次第に雪は強くなり暗くなり、道を判別することもできず私は雪山で遭難したのだ
だが、幸運にも、雪山で明かりを見つけた
いや、後から思えばこれは幸運でもなんでもなかったが
私はその明かりの場所にたどり着いた
そこは二階建ての山小屋だった
私が中に入ると、すでに三人の先客がいた
暖炉の前で談笑していた三人が、こちらを振り向く
中学生くらいだろうか。急に入ってきた私に驚いたようだ
私は慌てて自己紹介をし、ここにきた理由を説明すると、安心した様子で警戒を解いてくれた
そして、私に自己紹介をしてくれた
軽薄そうな雰囲気をし、線の細い身体つきをしているのは「鉢屋 圭介(はちや けいすけ)」。私は身長が低い方なので、圭介と身長は変わらない
残る二人は「美玖磨 真奈美(みくま まなみ)」と「美久磨 香苗(みくま かなえ)」。同じセミロングの髪型に、お揃いの服とヘアピンをしている。
香苗は真奈美の妹だという。確かにこの二人はソックリな外見をしている
しかし香苗は笑顔が眩しくよく喋る子だが、対する真奈美の方はムスッとしとおり、滅多に喋らない。喋っても低くか細い声で相槌を打つだけだ
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