過去ログ - エミリー スチュアート「恋ぞつもりて 淵となりぬる」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:37:16.72 ID:SNpvvu7j0
ある日のこと
P「エミリー,今日はファンの人と握手会だ。けっこう長丁場になるが大丈夫か」
エミリー「はい!ごヒイキ様と直接触れ合える機会はなかなかないですからね。大切にしていきたいです」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:37:56.26 ID:SNpvvu7j0
そんな心配もどこ吹く風,エミリーの握手会は順調に進んでいった。
ファンA「エミリーちゃん,大好き!応援しています!」
エミリー「はい,ありがとうございます」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:38:46.26 ID:SNpvvu7j0
さて,今日は久しぶりの俺のオフだ。
いつも通りの時間に目覚めてしまったことに苦笑いしつつ,
オフを満喫するために再びベッドに入り,いい感じに眠りに落ちそうな瞬間
以下略
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/19(水) 01:38:59.95 ID:rXNMkcBNo
パンフレットは無理矢理日本語にするとなんて言うんだろな
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:39:47.99 ID:SNpvvu7j0
P「どうした,エミリーも今日オフだろ?」
エミリー「ごめんさい。休日にお電話してしまって」
P「いや,しょっちゅう765からくるから別になんも思わん。なんかあった?」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:40:34.24 ID:SNpvvu7j0
訝しんで,電話をかけなおすものの電話はつながらない。
どうするべきだろうか。
そういえば,さきほどの通話で気になる点があった
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:41:19.10 ID:SNpvvu7j0
携帯を鳴らす
P「あーごめん千早か,エミリーからなんか聞いてる?何も?そっかありがとう」
なんもないらしい
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:42:02.57 ID:SNpvvu7j0
なんかしっくりこないと思いつつ,ふと机の上の百人一首の札が目に入る。
エミリーに教えるために最近,引っ張りだしたアレだ。
もしやエミリーは……
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:42:36.73 ID:SNpvvu7j0
龍田川
桜が舞う川べりで金髪の少女が物憂げに川眺めていた。
最初は会ったときには,大和撫子には程遠い髪色,顔立ちだと思っていたが
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:43:02.97 ID:SNpvvu7j0
P「やあエミリー,きれいな桜だな」
エミリー「仕掛け人さま,本当に来てくださったんですね」
今にも泣き出しそうな笑顔だった。
以下略
24
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/19(水) 01:43:59.75 ID:SNpvvu7j0
P「千早さんにもお伝えください,なんていうのがヒントだろ?本当は『ちはやぶる』に出てくる龍田川を一緒にみたいと言いたかったんだよな」
エミリー「……」
P「だけど急に仕事のオフに県外を呼び出すなんてことはできなかった。だからこそ気付いてくれたらいいなと慎ましい気持ちを込めて電話をくれたんだ」
以下略
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