過去ログ - エミリー スチュアート「恋ぞつもりて 淵となりぬる」
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26:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:45:24.36 ID:SNpvvu7j0
P「好きな人がいるんだろ?」

エミリーの顔は確認せずに,流れる川を見ながら続ける。

P「ちはやぶるの歌の意味上は川に落ちたもみじがきれいでしたという歌になるが,読まれた背景はそれだけじゃない」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:46:52.18 ID:SNpvvu7j0
視界のはしでコクンとうなずく姿がみえた。

エミリー「私は川を染め上げるほどにお慕い申し上げている殿方がいらっしゃいます。だけれども,だからこそ私は大和撫子を続けていいのか分からなくなりました」

P「この前の握手会か」
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:47:45.02 ID:SNpvvu7j0
だからこそ俺もより声を真剣なトーンにかえていく。

P「千年前の人も恋愛で悩み,千年たった今でも恋愛で悩み続ける。多分,あと千年たっても悩む人はいるんだろうな」

P「俺は恋愛感情を持ったままアイドルを続けても悪くないと思っている」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:48:35.39 ID:SNpvvu7j0
P「俺は好きな人に相手がいたとしても,好きであり続けてもかまわないし,さっさとあきらめて他の相手を探すってのもかまわないと思っている」

P「要はエミリーの自由だ」

エミリー「もし一生成就しない恋をしても?」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:49:21.32 ID:SNpvvu7j0
P「さてエミリーはもし,好きな人が振り向いてくれなかったら,その人を恨むか?」

エミリー「いえ……」

P「なら大丈夫だ。ファンの人も同じはず。エミリーを好きでい続けてもいいし,さっさと他の人を探してもいいだろ」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:50:06.85 ID:SNpvvu7j0
それともの後の言葉は出てこない。だけれども……その沈黙で察せたと思う。

エミリーのお慕いしているのは俺だったんだな……。

俺はプロデューサー,もとい仕掛け人を続けたいと思っているし,エミリーもアイドルを続けるべきだと思っている。
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:50:48.83 ID:SNpvvu7j0
仕「俺が仕掛け人だからだ」

エミリー「……そうですよね。あなたは仕掛け人さま,なんですよね」

エミリーがまた一つ,悲しそうな顔をした。


33:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:51:25.88 ID:SNpvvu7j0
仕「さて,そろそろ帰るか?」

エミリー「最後に一つ歌を詠ませてください」

仕「……」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:52:11.50 ID:SNpvvu7j0





以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:52:47.54 ID:SNpvvu7j0
エミリー「い,いかがですか?」

仕「さてそれはどういう意味だったっけか」

エミリー「What!?本当は分かってますよね!?ズルいです。こんなことを私にいわせてておいて。返歌をください!返歌!」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:55:02.06 ID:SNpvvu7j0
仕「ならこれを代わりにやるよ」

エミリー「これは……さっき詠んだ歌の読み札?」

仕「そうだ。それで取り札は俺がずっと持っておく。なんかあったらその歌を詠め。俺がすぐ駆けつけてやる」
以下略



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