過去ログ - エミリー スチュアート「恋ぞつもりて 淵となりぬる」
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3:名無しNIPPER[saga]
2017/04/19(水) 01:28:57.01 ID:SNpvvu7j0
本来は畳の上でするべきなのだが,事務所には和室がないので,札は来客用の机の上に置き,ソファーに向かい合って座ることにした。

百人一首は文字通り百首あるのだが,そのうち半分の50首しか使わない。

その半分の25枚は自分に近いスペース(自陣)に置き,もう25枚は相手の近く(敵陣)に置かれる。

もちろん自陣に置いた札の方が自分に近いので,取られたら不利になっていく。

ちなみに使われない50首は空札となり,空札が読まれたときに,場にある札にさわってしまうとお手つきとなる。

自陣に置く札は自分の好きにおいてよい,だからこそ敵陣の札をみれば相手のスタイルも分かる。

エミリーの置き方には特に規則は見られないように見える。

もちろんその方が相手に覚えられにくいのでそれも戦術の一つではあるが。

読み手はスマホから適当に音源を引っ張ってくる。
(カセットテープを持ち歩いていた時代がなつかしい)

改めてエミリーと向き直り,お願いしますと一礼をする

一応,気持ちだけスマホにも一礼しておく。

さて序歌が終わり,より一層神経を研ぎ澄ませる。

次の歌が聞こえた途端,俺の右手は札に向かって動き出していた。


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