過去ログ - 白菊ほたる「諦め切れないはずの夢」
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7: ◆P4gW9oKees[saga]
2017/04/19(水) 02:05:46.56 ID:Gvx3iZo50
私は立ち上がり、経緯を説明します。
プロデューサーさんの寝言と、泣いていたことは伏せて、私がこっそり帰ろうとしたら転んでしまったことにしました。
「じゃ、じゃあ私は帰りますから…」
「あ、もう遅いから俺が送って…いけねえわ。酒飲んじまった」
「だ、大丈夫です。一人で帰れます」
「って言ってもなぁ、もう終電間に合わないぞ」
確認してみると、確かにもう間に合わない時間でした。
「ど、どうしましょう…?」
「仕方ない、ほたるは仮眠室を使いなさい。俺はソファで寝るから」
「ええっ、でも」
「アイドルをソファで寝かせるわけにはいかないからな」
「わ、わかりました。プロデューサーさんも、寝るときはちゃんと横になってくださいね」
「わかったわかった。きりのいいところまでやったら俺も寝るよ。じゃあ、おやすみ」
プロデューサーさんは笑ってそう言いました。
「おやすみなさい」
私はこの日、プロデューサーさんの涙を初めて見ました。
プロデューサーさんも、私と同じように泣くときもあるんですね……。
そして、起きてから私に見せた笑顔。
いつも見るプロデューサーさんの笑顔。
私も、あんな笑顔ができるようになりたいと、そう思いました。
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