2: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:10:40.46 ID:p9vze/+c0
わたしはベッドから手を伸ばし、うるさい目覚ましの声を止めて部屋に静寂を取り戻す
今日のお仕事は午後から、もう一度寝よう……
3: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:11:37.79 ID:p9vze/+c0
美也ちゃんのブラウンの髪を軽くすいて撫でる
指に触れるふわふわとして心地いい感触、1日中触っていても飽きないんじゃないかな
シーツの上に散らばる彼女の髪を整えるように束ねていく うん、綺麗になった
4: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:12:50.25 ID:p9vze/+c0
「うう〜ん……」
あ、起きた?
「ふわぁ…… まつりちゃん?」
5: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:13:57.60 ID:p9vze/+c0
「どうしてまつりちゃんが居るのですか〜?」
そうか、美也ちゃんにとって朝起きたら同じベッドに誰か他の人が居る、っていうのは信じられないことなんだね
ふふ、素肌をシーツで隠してる今の状況を考えたらわかりそうだけどなぁ
6: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:14:30.76 ID:p9vze/+c0
「ねぇ美也ちゃん」
「なんですか?」
「ぎゅー って、していい?」
7: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:14:58.35 ID:p9vze/+c0
美也ちゃんのにおいが好き、美也ちゃんのふわふわには女の子の素敵が詰まってる
こうしてずっとふわふわのにおいをかいで、美也ちゃんに包まれていたい
美也ちゃんのなかはとっても暖かくて、優しくて
8: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:16:02.33 ID:p9vze/+c0
美也ちゃん……
「まつりちゃん」
「なに?」
9: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:16:42.27 ID:p9vze/+c0
「さらさらして、ぴかぴかして」
「きらきらで、つやつやです」
「どうしていつもは見せてくれないんですか〜?」
10: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:17:14.46 ID:p9vze/+c0
子どもの頃、女の子の髪の毛は宝物って教わった
だから髪の毛はいつも綺麗に整えて、大事にしてきた
でも、アイドルになる時にこの髪の毛は隠そうって決めた、宝物を色んな人に見せびらかしたら危ないから
11: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:17:59.95 ID:p9vze/+c0
「…… 美也ちゃん?」
……寝ちゃった?
ぎゅってしたまま美也ちゃんは眠っちゃって、少し重い
12: ◆KakafR9KkQ[sage saga]
2017/04/19(水) 21:18:39.41 ID:p9vze/+c0
「はいほー!」
「おはようございます〜」
「あっ、おはようございまーす!」
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