過去ログ - 高垣楓「私を貰ってください」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:30:04.13 ID:2z46TJqTO
「…………え……ぁー……」



 添わせたのとは逆の手。頭を優しく撫でてくれていた手の動きが固く鈍ったのを感じて……お酒に酔った私を膝枕しているだけ。酔って微睡んでいる私のすることはすべて寝言。膝枕するプロデューサーと、される私。……それを、そんな建前を必死で崩さないようにしながら、けれどそれを守る余裕を失くしていっている。私と同じ。プロデューサーも、少しずつ私を我慢できなくなろうとしてくれている。そんなプロデューサーを感じて心の中で微笑みが漏れる。もうそんなふうに表情を緩める余裕も無くて、実際の表情はそのまま。きっと熱に浮かされて興奮に焼かれたような、どうしようもなく爛れた表情のまま。微笑むことができたのは心の中でだけ、だったけれど。

 それでも心の中で微笑んで。そしてそれから、舌を伸ばす。

 もうすっかり濡らされて、含んでいられる量なんてとっくの昔に越えてしまって。そうしてぐっしょり、唇がかすかに触れるその度にねちゃねちゃ、ぴちゃぴちゃ、水の音を立ててしまうそこへ。……そこの向こうのプロデューサーへ、舌を。

 伸ばして這わせる。すると舌肌に少しざらざらとしたジャージの感触。そしてその奥の熱くて固い感触がびくん、と跳ねる。


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