過去ログ - ガヴリール「また会う時に、幸せを」
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2: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:25:39.25 ID:Vm/jiIAUo


「なんにも変わってないな」

 それが数年ぶりの下界の第一印象。
以下略



3: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:26:16.34 ID:Vm/jiIAUo
 学校。

 流石に中に入るほどの用事は持ち合わせていなかった。

 今は授業中か。
以下略



4: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:27:43.62 ID:Vm/jiIAUo
 喫茶店。

 マスターは一人で経営しているのだろうか。
 なんだかんだお世話になったので礼が言いたいが、理由もなく足を踏み入れるのは少し恥ずかしい。

以下略



5: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:28:44.04 ID:Vm/jiIAUo
 家。

 私が下界にいたころ住んでいた家だ。
 ここで、いろいろなことがあった。

以下略



6: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:29:11.56 ID:Vm/jiIAUo
 何も変わってはいないのに
 全部変わってしまった。
 きっともう下界に私の居場所はないのだ。


以下略



7: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:29:40.15 ID:Vm/jiIAUo


 私とヴィーネは喫茶店で一服することにした。
 マスターは私たちの再訪を喜んでくれたし、私も世話になった礼を言うことが出来た。
 私も成長しているんだな。
以下略



8: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:30:09.46 ID:Vm/jiIAUo
 良かった。
 ヴィーネも幸せそうだ。
 それだけは確認して起きたかった。

 おめでとう、おめでとうとお互いに言い合って
以下略



9: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:30:36.24 ID:Vm/jiIAUo


 高2の冬。
 今日は朝から雪が降っていた。

以下略



10: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:31:22.73 ID:Vm/jiIAUo
「昨日から!?」
「今日はまだ時間あるからなにか朝ごはん作ろうと思うんだけど」

「ん」
「お願い」
以下略



11: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:32:07.24 ID:Vm/jiIAUo
 何かを煮込んでいる間にヴィーネは私の着替えを用意する。
 場所を教えた覚えもないのにてきぱきと下着や制服を見繕う。

 微動たりともしない私と裏腹に動き続けるヴィーネ。
 申し訳ない気持ちは山々だが寒さには勝てないんだ。
以下略



12: ◆aDRXZRX9R2
2017/04/20(木) 01:32:34.65 ID:Vm/jiIAUo
「いい匂いがする……」

「朝だから簡単なものだけどね」

 ご飯、お味噌汁、目玉焼き、ふりかけ、漬物。
以下略



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