過去ログ - 【ペルソナ】オリジナルストーリーとオリジナルキャラクターでペルソナ【安価】
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45: ◆/JYPCl1fgMGK[saga]
2017/04/24(月) 20:51:26.89 ID:pJoQfwOX0
僕はその怪物を倒した、いや、厳密に言うと倒していた。必死で、無我夢中で、怪物に攻撃をし続けた。そして気が付けばそこには何もいなかった。
僕が怪物を倒したという実感がないまま、僕はその場に倒れた。足場が崩れていくような感覚を味わいながら、僕の意識はフェードアウトした。
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僕はベッドから飛び起きた。妙な不安に襲われ、部屋の中を見渡したが、いつも通りの部屋だった。
あれは夢だったのだろうか、そう思いながら、ベッドから立とうとしたとき、何かが床に落ち、甲高い金属音を上げた。
僕はそれを見たとき、自分の常識や日常が静かに壊れていくような、恐怖と僅かな期待に満ちた気分だった。
それは鍵だった。無論、只の鍵ではない。夢で手に取った、銀製の、仮面の意匠がしてある、数字の0と彫られた鍵だった。


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