過去ログ - 鷺沢文香は、茜色に染まる -SS速報VIP

過去ログ - 鷺沢文香は、茜色に染まる

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51: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:12:53.45 ID:WnTIuVfMo
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訂正します
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奏「ねえ、知ってる？　茜と私、同い年なのよ」

以下略

52: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:14:58.60 ID:WnTIuVfMo
奏「今、また茜のこと考えてたでしょう」

文香「そのようなことは……」

奏「私が前に言ったこと、覚えてるかしら。距離感の話」

以下略

53: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:15:34.74 ID:WnTIuVfMo
奏「ごめんなさい。私たちもやるべきことを、やらないとね」

奏さんは台本を開く。

以下略

54: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:17:40.62 ID:WnTIuVfMo
19

それから、１週間が経過した。

私は奏さんに練習に付き合ってもらい、茜さんも稽古が終わり次第、わき目もふらずに走って帰宅していた。

以下略

55: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:18:56.70 ID:WnTIuVfMo
主役の交代をプロデューサーに進言する。
監督は、はっきりとそう言って、今日はここまでだと稽古場を後にする。

否が応でも、その場に残された者は皆、茜さんに視線を注いでしまっていた。

以下略

56: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:20:07.05 ID:WnTIuVfMo
20

志希「不器用って言葉は、まるで彼女ために存在してるみたいだよね」

以下略

57: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:22:05.43 ID:WnTIuVfMo
志希「キミもさ、なかなかに不器用な生き方をしてるよね。まあ、器用な人の方が圧倒的に少ないんだけどさー」

志希「キミが彼女をどうにかしたいなら、キミはキミの価値観について見つめ直さなければならない」

文香「価値観を？」

以下略

58: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:23:19.37 ID:WnTIuVfMo
志希「キミが言葉で動くほど、単純だとは思ってないけど」

志希「ただ１つ、試してみて欲しい」

以下略

59: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:24:54.89 ID:WnTIuVfMo
志希「キミはもっとシンプルに生きるべきだよ」

文香「シンプル、に……」

志希「人間は、この世の中は、複雑怪奇だけど、その世界を認識し構築しているのは、あなたの脳味噌だけ」

以下略

60: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:27:36.73 ID:WnTIuVfMo
21

346プロの女子寮は9時には入れなくなってしまう。

追いかけた方が後悔しないよ、とまるで未来を知っているかのような志希さんの口振りに、私は疑義を抱くこともなく走り出していた。

以下略

61: ◆7uGVQpzDpA[saga]
2017/04/23(日) 14:28:52.02 ID:WnTIuVfMo
22

346プロの寮に辿り着いた。

しかし、門は閉ざされていた。時刻は、９時を数分過ぎてしまっていた。よじ登ろうにも、物理的に難しく、警備員の目もある。

以下略

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