15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 13:50:20.75 ID:XLFMLFpV0
亜里沙「アイドルになってから、思ったんです」
亜里沙「もっと、先生をちゃんとやればよかったな……って」
Ｐ「ああ」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 13:53:51.99 ID:XLFMLFpV0
Ｐ「亜里沙さん、先生辞めたのって後悔してますか？」
亜里沙「まさか！」
Ｐ「本当に？」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 13:54:59.51 ID:XLFMLFpV0
先生「掃除おわりー！」
『はぁーい！』
Ｐ「ん、終わったみたいですね」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 13:58:43.60 ID:XLFMLFpV0
――
……グラウンドの隅で、ボールを抱えている子がいる。
Ｐ「あれ、あの子」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:01:54.34 ID:XLFMLFpV0
「……」
亜里沙「どうしたウサー？」
「わあっ」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:04:48.05 ID:XLFMLFpV0
「みんな、私が女だから嫌がるんだ。きっと」
「女子でサッカーやってるやつなんていないし」
Ｐ「そんなことないだろ。女子の選手だって、最近は増えてきているし……」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:06:53.38 ID:XLFMLFpV0
「どうしようもないよ、私なんて」
「島から出なきゃいけないんだ、島から……」
「そんなの無理だし」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:08:51.50 ID:XLFMLFpV0
亜里沙がしゃがんで、目線を合わせていた。
亜里沙「サッカーの選手になりたいの？」
頷く。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:09:38.82 ID:XLFMLFpV0
亜里沙「だけどね、だけど、その夢を一度あきらめたときも、ただ封じただけじゃなくって」
亜里沙「ちゃんと自分の好きなことを探そうって思って先生になったの」
亜里沙「全部なかったことには、したくなかったから」
24:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:11:20.79 ID:XLFMLFpV0
「でもぉ」
Ｐ「仕方ない、それじゃあ、俺が練習に付き合ってやろう」
亜里沙「えっ」
25:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/23(日) 14:12:30.38 ID:XLFMLFpV0
――ザカッ！
Ｐ「ぐわーっ！！」
「だめじゃん」
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