過去ログ - 電「軍艦と人間、その境界で生きる」
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18: ◆AyLsgAtuhc[saga]
2017/04/23(日) 21:40:14.25 ID:akTA4kE+0

「適切かつ、妥当にだ。要は適当でいいんだよ」


困惑する私を思ってか、お姉ちゃんは私の頭に手を乗せて、言葉を紡ぎました。


「所詮、俺たちは囮部隊だ。殴り合いは主力部隊にまかせときゃいい。俺たちは適当に敵の注意をひきつけて、適当なところで逃げるだけさ」

その手はとても温かかったのです。


「……俺の事がチビからどう見えるかは知らんが……俺だって必死なんだよ」

お姉ちゃんはそう言い、私の上に乗せた手で私の髪をぐしゃぐしゃと撫でてから、その場を立ち去りました。


その後ろ姿はどこか悲しそうなのでした。




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