3:名無しNIPPER[saga]
2017/04/23(日) 22:27:08.22 ID:M/h/fDsR0
それでも、俺は型だけは優秀だったから、型の稽古の間はヒーローだった。
みんなの前で手本として、型を披露する。
拳を突き出して、大きな声で気合を入れ、残心。
「押忍!!」
ぱちぱちぱちぱち、と拍手に包まれるこの瞬間が俺は大好きだった。
道場でも、大会でも、俺が型を披露している間は、全ての視線を独り占めできる。
たくさんの人が、俺の日々積み重ねたものを見て、感嘆の声を上げる。
これが、これこそが俺が型が好きな理由だ。
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