739:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:16:06.03 ID:ZeBzM1hyo
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740:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:16:45.10 ID:ZeBzM1hyo
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741:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:20:42.34 ID:ZeBzM1hyo
【陶璜さんの上奏文】
┏───────────────────────────────────────────┓
交州は荒廃して南方とは断絶しておりますが、
通訳を重ねて山海の向こうから連帯を望む者もございます。
742:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:21:49.42 ID:ZeBzM1hyo
┏──────────────────────────────────────┓
臣は愚鈍でありながら故国に用いられ、十年余の間南方を守っておりました。
幾度も征討して首魁を斬首致しましたが、
山深い洞窟に隠れるなどして逃げ延びた者もございました。
743:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:23:22.72 ID:ZeBzM1hyo
┏───────────────────────────────────────────┓
今、四海は一統されて不服を抱く者は無く、
武器を片付けて礼楽を務めとすべきではありますが、
交州の人々は義を知る者が少なく、安楽を嫌い混乱を好んでおります。
744:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:25:09.62 ID:ZeBzM1hyo
┏─────────────────────────────────────────────┓
そもそも戦塵の災いは非常事態から起こります。
臣は亡国の生き残りに過ぎず、議する所には不足もございますが、
聖恩は広く厚く、忝くも御抜擢を賜わり、我が罪過を晴らして地方の任を授けてくださいました。
745:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:26:35.60 ID:ZeBzM1hyo
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746:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:34:31.77 ID:ZeBzM1hyo
┏───────────────────────────────────────┓
合浦郡の土地は痩せていて農業は行われず、
百姓たちは真珠を取って生業としており、商人が往来して真珠と米を取引するのでございます。
┗───────────────────────────────────────┛
747:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:36:30.29 ID:ZeBzM1hyo
┏──────────────────────────────┓
呉の時代には百姓たちが私的に真珠を散ずる事を恐れ、
厳しい禁令を布きましたが、人々は飢えに苦しむ事になりました。
また、献上される真珠は玉石混交で、常に規定量を満たせませんでした。
748:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:37:37.32 ID:ZeBzM1hyo
┏────────────────────────────────────────┓
そこで上物の真珠は三分の二、
それに次ぐ真珠は三分の一を献上する事とし、粗悪品を一掃してくださいませ。
十月から二月までは上物の真珠が取れませんので、昔のように商人たちの往来をお許し下さい。
749:1 ◆ZXqVVWPHtc[saga]
2017/07/27(木) 01:39:36.82 ID:ZeBzM1hyo
【紀元280年頃 晋首都 洛陽】
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