過去ログ - 安部菜々「little braver」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 00:43:09.53 ID:XBRjetAj0
 差し出したナナの手を、プロデューサーさんの大きな手のひらが包み込みました。
 あったかい手。ナナに勇気をくれる、背中を押してくれる手。
 この人が手を握って隣を歩いてくれるなら……きっと、大丈夫。
 手の震えも、自然と収まっていました。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:44:06.35 ID:XBRjetAj0
「俺が……」
「ふえっ……」

 ナナの手が、一段強く、ぎゅっ……と握られました。
 歩きながら、プロデューサーさんの横顔を見つめます。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:44:43.49 ID:XBRjetAj0
 プロデューサーさんが、足を止めます。自然と、ナナも一緒に止まりました。

「だからきっと、俺たち二人は特別だったんだ」

 ちらり、と覗き見たプロデューサーさんは、顔を上げ一点を見つめていました。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:45:28.45 ID:XBRjetAj0
「菜々の今の夢はなんだい?」
「今の……ですか?」
「言ってただろ、夢を持ち続けていたいって。俺が出会った頃の菜々の夢は、アイドルになることだった。なら、アイドルになった今の菜々が叶えたい夢は?」

 ホント、ずるいなあ、この人は。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:47:07.31 ID:XBRjetAj0
「ナナの、夢……」

 そんなこと、ずっと前から決まっていました。
 頑張っていれば報われる……なんて簡単なほど、この世界は甘くない。
 そもそも、他のアイドルが自分より頑張っていないなんて、そんなことはありえない。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 00:48:13.27 ID:XBRjetAj0
 ナナは……あの人に、勝ちたい。
 世界で一番のアイドルに。
 宇宙で一番の、アイドルとそのプロデューサーになるために。

「だから、プロデューサーさん」
以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/25(火) 00:50:00.85 ID:XBRjetAj0
おしまいです

これは私の自己満足です


19:名無しNIPPER[sage]
2017/04/25(火) 00:57:46.12 ID:nglTU7jA0
おつ
ガルデモの曲の中で一番好き。
その曲でこう来たか。



20:名無しNIPPER[sage]
2017/04/25(火) 17:22:07.47 ID:qmx+U4ES0
乙です。前にもバンプの曲で書いてた人かな。
あれ超好き。


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