過去ログ - きらり「諸星をやめる日」
1- 20
2:名無しNIPPER[saga]
2017/04/25(火) 23:13:56.18 ID:diQk9yXt0
 Pちゃん、と諸星きらりが声を掛けてきたのは、夜の七時のことだった。

「なんだ、まだいたのか……早く帰りなさい。今日くらい、家でゆっくりすべきだろう」

「うん。でも、ちょっとだけ。お話くらいならいいでしょお?」

 彼女がそう言うのも理解できないわけではなかった。名残惜しさは他ならぬ自分自身も持っていた。

 言葉を交わしたいと望んでいたのは、彼女だけではなかったということだ。

「……分かった。でも、本当に早めに切り上げよう。明日にも差し支えるんだから」

「うんっ。ありがと、Pちゃん」

 彼女は屈託なく笑った。少女時代と変わらぬ笑顔だった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
19Res/12.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice