3: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 00:29:32.35 ID:g6bPWNIPO
「…………」
部屋の中央のテーブルを挟んで置かれているソファ、その片方に俺と飛鳥は並んで座っていた。
「…無視は良くないと思うんだが……それと、その、それ、やめてくれないか」
その顔に困惑を隠し切れず(というか隠すつもりもなさそうだ)、飛鳥はこちらに苦言を呈する。
「…それって?」
手を動かさず、目だけを飛鳥の目と合わせ訊ねる。
「…だからその…ボクの髪を、弄るの」
「……エクステには触ってないぞ」
そう言いながら、彼女の綺麗な橙の髪に伸ばした手は止めなかった。
止めたくなかったし、もしかしたら止まらなかったのかもしれない。
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