過去ログ - 小日向美穂「瞳を閉じないで、歩みを止めないで」
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7: ◆XUWJiU1Fxs[sage]
2017/04/27(木) 22:40:36.61 ID:XPJyqG6Wo
「で、でも……いきなりで、夢かと思って」

「……夢、といえば夢なのかもしれないね。アイドルになりたいって夢にまた一つ近づけたわけだし。そして俺は君の夢を叶える手伝いがしたいんだ。急に現れて信じてくれ、とは言っても信じられないかもしれないけど……」

 私はプロデューサーの瞳をじっと見てみました。いつかお母さんが私にそうしたように、いやらしい言い方をすると値踏みするみたいに。

「そうじっと見られると照れる、かな……」

「え、えっと……私も、ちょっと恥ずかしいです」

 二人して顔を赤らめて、なんだかそれがおかしくて自然と笑いが生まれました。それと同時に、この人となら一緒にアイドルとして歩いていける、そんな気がしたんです。波長があったのかな?

「何にせよ、宜しく小日向さん。これからもっと大変になるかもしれないけど、君なら頑張れるって信じているよ」

「はいっ! 私、頑張ります! 熊本の女は強いんです。だから、やってみせますっ!」

 まだまだ緊張しいでアイドルとしては未熟者だけど、大丈夫、私は頑張れる。心の中で強くつぶやいて。



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