7: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2017/04/28(金) 21:48:08.97 ID:OxvHpGT1o
一年前。私は選挙で二位という順位を得た。
充実感を抱え、私は事務所に顔を出す。プロデューサーさんに会いたい、その想いで。
「あら?」
彼は、いつもの机にいなかった。
「ちひろさん、プロデューサーさんは?」
「ああ、たぶんいつものコーヒータイムじゃないですか?」
私の問いにちひろさんは答えた。
ああ、そっか。いつもの自販機でいつもの缶コーヒーかしら。
事務室を抜け、休憩コーナーへ。
いた。
「プロデューサーさん」
と声をかけようとしたその時、私の足は歩むのをやめる。
声が、出せない。
私は咄嗟に、彼の死角に隠れた。
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